So-net無料ブログ作成
検索選択

イアン・ランキン『紐と十字架』(ハヤカワHM文庫) [読書感想]

■ イアン・ランキン『紐と十字架』(ハヤカワHM文庫)

連続少女誘拐殺人事件を担当するリバース刑事の元に事件が起こるたびに封筒が送られてくる。そのなかには「結び目のある紐」そしてマッチ棒で作られた十字架。犯人からのメッセージなのだが、妻と別れ荒み精神疲労に陥っているリバースは気が付かないでいる。なかなか捜査が進まないうちにターゲットはリバースの愛娘へ。犯人はいったいなんのために事件を起こしているのか。

CWA賞ゴールド・ダガー賞を取った8作目から訳され現在7作目~14作目が訳されているリバース刑事シリーズ第1作目ということですが私はこのシリーズ初読です。警察ものなのかと思ったら、主人公が協調性のない一匹狼的な性格でどちらかというとハードボイルドサスペンスといった趣の物語でした。この第1作目はあまりシリーズものぽくないですね。続けるつもりで書いてないような感じがしました。前半は主人公リバースの家族模様、また暗い過去などが綴られ、ほとんど事件に関わっていかない。仮にも主人公を刑事にしているのにそれでいいのか?という物語としての荒さが感じられますが人物配置の設定はなかなか魅力的。リバースと弟の関係、リバースと犯人の関係の表裏一体なバランスが面白いです。精神的に脆く、周囲に目配りのできないリバースを主人公としてシリーズ化されたのが不思議ですね。文庫化されたら他の作品も読んでみよう。

紐と十字架

紐と十字架

  • 作者: 延原 泰子, イアン・ランキン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/04/08
  • メディア: 文庫

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

血に問えば(個人的読書 2005-09-19 20:27)

イアン ランキン, Ian Rankin, 延原 泰子 血に問えば   「血に問えば」  イアン・ランキン・著  早川書房・出版  『思っていたより社会派、併し筋は通す』    キャロル・オコンネル以来、シリーズ物に、 飛び込みで読むことが、続いていますが、 …[続く]

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

関連リンク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。